タイミーの1Q決算が先日発表されました。
資料もあるので中身に関してはそちらをご確認いただいて、買う買わないは各々で判断して頂ければ良いかなと思ってます。
のむさんです。
冒頭このような話から始まりましたが、たぶん株とは関係ない話になります(分析とかそういうのではない)
今回はタイミー、メルカリハロなどいわゆるスポットワーク(スキマバイト)から来た仕事人が、どんな方でどのような仕事っぷりなのか。その現場で働いている方や実際自分がこのサービスを利用してどう感じたかなど、現場レベルのお話を記していこうと思います。
ただ、業種によってはまるっきり違う話になるかもしれません。あくまで主観です。
- 俺とタイミーの関係
- 俺が雇った方々
- 他業種の方から聞いた話
- 果たしてどちらがポジションを奪えるのか
1.俺とタイミーの関係
自分の話なのでさらっと流しますが、前置きとして
- 俺は飲食店をやっていて以前超絶人手不足に陥った際、数か月利用した事がある。今は全く利用してない(する気もない)
- うまくいかなくて今はもうやめたが、以前自社ECサイトを運営していてその際に物流の方々と仲良くなって今も交流がある
- 細かく言うとタイミーとメルカリハロの両刀使いである
こんな感じでスポットワークには関わっています。ちなみに自分がワーカーとして働いた事は一度もありませんが、株で負けたらタイミーおじさんになるかもしれません。
2.俺が雇った方々
ここでは実際に俺がタイミーorメルカリハロで雇った方々を3名ほど紹介します。
1.Yさん/45歳/女性
初のワーカーにして今振り返るとこの方が一番当たりだった方。
仕事っぷりも良く場慣れもしていて、手が空くと「次は何をしたら良いですか?」とこちらが楽な前のめり系女子。
話を聞くとやはり飲食店経験者で、今は受付?窓口?だかで顧客応対をしているとのこと。
「引き抜きもあり」と公式でも記載があり、ただいきなりそれやるとウザいかな?と思い声掛けはせずその日は終了。
また来てもらいたいとの理由で、こちら側が操作可能な「みんなには見えないけど選択した方にだけ見える募集」というものが存在し、この方にそれを何度か利用するも待てど暮らせど一向にその方からは連絡が来ず、結局この1回で終了。
2.Tさん/48歳/女性
元気いっぱいだが、少しふくよかな飲食店経験者。しかし背があまり大きくなく、少しふくよかな事もあるのかかなりの汗っかきで勤務中何度も「汗を拭いてきて良いですか?」と中抜け。
俺も汗っかきだし夏だったのでそれは仕方ないが、問題は声掛けだった。
「っらっしゃいませええええ」「ぅありがとぅございましてぇああああ」と、ここは磯丸水産か!と勘違いしてしまうような声掛け。しかもまあまあ声がでかい。
場の雰囲気に合わないと思いつつ、いや別に悪い事はしてないよな…と自分を諭し、そのまま勤務続行。たまに外掃除とかを命じ、その日をやり過ごす。
1人目のYさんの時とは逆で「ウチがいくら求人を出しても絶対に見えない」といういわゆるブロック機能を搭載しており、求人を出すたびこのTさんをブロックすることで回避した。
3.Oさん/32歳/女性
来た瞬間に目に入った赤い物、そう「ヘルプマーク」
俺はヘルプマークをよく見つける。お客様や、街で見かける方。ヘルプマークを付けている方には気をつけて接し、何かあればお手助けをするよう心掛けている(今の所、お手助けする場面はないが)
ただし、仕事となるとこれは初めての経験で一通り教えた後「ヘルプマークを確認しました。何か不自由な事がありましたら、遠慮なく何でも言ってください」と付け加える。
なぜヘルプマークを付けているかは聞かないでおこうと思いそれだけ伝えた事に対し、Oさんからはものすごい感謝され、仕事っぷりも何の問題もなく終了。ほんとうにありがとうございました、と終始感謝されこちらもOさんのお役に立てて良かったな、と思う。
しかしこのOさんを最後に俺はスポットワークの利用をやめる事にしました。常時募集していたレギュラーのアルバイトを雇った事もありますが、色んな方が来て、それぞれに対応しなきゃならなくて、正直疲れました。
3.他業種の方から聞いた話
🐈⬛の倉庫で働いている方から聞いた話です。
その方は副業でアルバイトをやっていますが、最近は新規でレギュラーのアルバイトは雇わず、代わりにタイミーのワーカーを中心に人手不足を賄っているとのこと。
「タイミーさん」
タイミーからの使者はこう呼ばれています。そのタイミーさんは俺が経験した年齢幅よりもっと広く、この前は70歳のおばあちゃんが来たみたいでさすがに労ったわ、とのこと。
その他20代のあんちゃんも来るみたいだが、やはり年齢層は高め。その方も40代なのですが、同年代の方もよく来て意外と仕事もしっかりしてくれる、とのこと。下手したら若いあんちゃんよりよく動いて助かってるわ!と言っていた。
けど実際どうなの?時給だって同じでしょ?と聞くとなんだか心穏やかでない様子。
「時給は同じだし、俺の方が仕事は覚えてる。こっちは教えながらやってるけど正直全然できねーのもいっぱいいる。なのに社員からは、絶対
怒らないでね。超優しく接して、と言われてるから結構ムカつくよね」
とのこと。
タイミーにはワーカーがレビューを書く機能や、お問い合わせ窓口があり、変な事をしたり無理な引き抜きをしたりするとすぐ悪い事をかかれます。そんな事があって企業側がペナルティを食らったりしたら大変です。なので、タイミーさんには優しく接しないとダメなんです。
4.果たしてどちらがポジションを奪えるのか
企業次第だと思います。
頭数さえ揃えばとりあえずなんとかなる業種であればスポットワークの方が良い気がしますが、それでも3で述べたようにレギュラーのアルバイトからの不満は避けて通れません。
じゃあレギュラーのアルバイトを雇う場合、求人を出すのにお金がかかる、面接をするのに時間がかかる、雇った所で希望にそぐわない方でもすぐ解雇出来ない、などスポットワークに比べると不便な事もたくさんあります。
費用面ではスポットワークの掲載は基本無料、勤務終了して初めて費用(ざっくり時給+時給の3割+月1振込手数料)がかかるので、求人掲載で既にお金がかかるアルバイト募集に比べると掲載のスピード感はありますよね。
現場の声や既存アルバイトの声が全て、と言いたい所ですが、現場の声は愚痴や私的な感情が混ざっているので熾烈なポジション争いは半永久的に続きそうです。